ドローン基礎講習を開催しました
林業業界でも活用の広がっているドローン。手軽に使える一方で、飛ばすためのルールや安全に飛ばす方法など知っておくことが必要です。
7/3(金)に実施したドローン基礎講習では、座学と実技の両面からドローンの使い方について学びました。講師は、高知県内でドローンの販売やドローン資格講習などを開催している株式会社エレパさんです。
林業でも活用されているドローン
ニュースなどで日常的に見聞きするようになったドローン。撮影だけでなく配送や災害救助、農薬散布など幅広い分野での活用が検討されていますが、林業でも10年前ぐらいから導入が進んできました。
主な活用分野は2つあって、ひとつは空中写真を撮って現場の確認をしたり写真を元に簡易に測量したりする方法があります。今までは現場の周囲を歩いて測量していたものが、ドローンで写真を撮って事務所で面積を割り出す、ということが可能になってきました。場面によっては人が森を歩かなくてもいいという状況が生まれつつあります。
もうひとつは、苗木や資材の運搬です。比較的大きなドローンになりますが、新しく苗木を植える現場まで、今までは人が背負って運んでいたものをドローンに運んでもらうという方法です。特に急傾斜で車両の入る道から遠いようなところでの活用は進んでおり、省力化と作業員の負担軽減につながっています。高知県内でも数十社の林業会社が導入しているそうです。
例えばこんなもの(DJI FLYCART30 苗木運搬動画)
活用とともに整備の進む利用ルール
このように活用の幅は広がっているドローンですが、使用には一定のルールがあります。今回の講習の前半では、法律や購入したとき、飛ばすときのルールについて解説していただきました。
対象となる法律、飛ばしてはいけない範囲(飛行規制区域)、規制される飛ばし方や各種申請の仕方について、国土交通省のホームページなどを見ながら確認しました。また、技能証明など資格制度なども毎年のように新しくなっており、最新の情報を知ることもできました。
森林で飛ばす場合には、人が多い区域で飛ばす場合より気にすることは少ないですが、とは言え高度の限界や目視外飛行など守るべき項目もあります。具体的な申請方法なども教えていただき、なにに注意すべきかを整理することができました。

実際に飛ばしてみよう
午後は屋外に出て実際にドローンの操作を実習しました。
飛ばす前には、パーツの確認などひとつひとつ解説していただきました。毎回の飛行時に確認する部分もあり、安全に飛ばすためには重要な確認事項です。

その後は参加者一人ずつ、交代しながら操作実習を行いました。三角コーンを目印に、複数の飛ばし方を体験して、手軽さと難しさを体感してもらうことができました。また、通信が遮断した場合など緊急時の帰還方法なども体験し、いざというときの対応についても学ぶことができました。



今回の参加者ですぐにドローンを業務に使うという方は多くはないかもしれませんが、森での仕事のツールのひとつとして知る機会を持てたのはよかったと思います。
参加者からは以下のような感想をいただきました。
一度はドローンを触ってみたかったのでいい経験になりました。
ドローンの国家資格の立ち位置についての今後の予想を最前線の方から伺ったので、今後の取り組み方の参考にしたいと思います。
大型ドローンの実働現場も見学してみたいです。