Qfield使い方講座を実施しました
12/8(水)に、スマホ地図アプリのQfield使い方講座を開催しました。
もりとみず基金では、林業関係者や山林所有者が森林や地形の様々な情報をスマホで閲覧できるデータを構築して、先日G空間情報センターという地理情報プラットフォームにて公開しました。
このデータは無料のスマートフォンアプリ「Qfield」で見られるデータセットになっています。
【プレスリリース】スマホ一つで森林情報を現場に持ち出す!森林管理を効率化する「Qfield用森林データセット」を公開
今回はこの公開にともない、より多くの方に使っていただくためにデータの内容やアプリの使い方について解説をしました。
データのインストール
今回はQfieldを初めて使う方向けに、アプリのインストールやデータのダウンロードから始めました。
アプリもそうですし、G空間情報センターを見たことがない方も多かったため、ここは丁寧に解説していきます。
また、準備したデータの内容や利用する際の注意事項などについても説明しました。

iphoneなどのiOSデバイスのユーザーとAndroidデバイスのユーザーによって、取り込み方が若干異なるため、それぞれ解説しました。
基本操作の解説
皆さんのスマホにデータが入ってからは、基本操作の解説です。
画面構成や地図の切り替え表示、計測ツールの使い方などを解説しました。皆さんに実際にデータを触ってもらいながら解説することができたので、こんなデータも見られるのかとか、これはこうした場面でも使えそう、など具体的な活用の場面を想像してもらいながら受けてもらうことができました。


応用操作実習
午後からは応用操作の実習です。
今回公開したデータには、閲覧するためのデータに加えて使用者が自由に編集できるデータも用意しています。屋内でも現場でも、ポイントやライン、ポリゴン(面)のデータを作ることができます。
また、本データには法務局が公開している国土調査の成果も入っています。これを用いて、面積の確認や地番検索の方法なども解説しました。
一定解説をしたのちに、屋外へ出て実習を行いました。
ここでは主に、自分が歩いた軌跡を自動で記録してくれる「トラッキング」機能と、現地で撮影した写真をポイントデータとして地図に追加する方法を体験してもらいました。

今回解説した内容は、データと一緒に公開している利用説明の資料からも見ることができます。
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今回の講義の中で、実際に参加者の皆さんに使ってもらいながら、不明な点や改善点などもフィードバックをいただくことができました。こうしたお声を今後もいただきながら、よりよいデータに改善していきたいと思っています。
また、今回はQGISを使ったことがない方向けの研修となりましたが、参加者の皆さんからは現場でとってきたデータをパソコンに移して活用する方法などについても質問が多くありました。そうした作業をするためには一定QGISの知識が必要な部分になりますが、今後研修を実施できればと思います。
こうしたお声を今後もいただきながら、よりよいデータに改善していきたいと思っています。
公開されたQfieldデータと解説資料のダウンロードはこちらから
アプリは以下よりダウンロードできます。
- apple store(iOS):https://apps.apple.com/jp/app/qfield-for-qgis/id1531726814
- Google play store(Android):https://play.google.com/store/apps/details?id=ch.opengis.qfield&pcampaignid=web_share
参加者の皆さんからはこんなお声をいただきました。
明日からでも使える内容で、簡潔でわかりやすかったです。 QGISのイメージが付いたのでさわる前に受講していて良かったと感じました。
大変有効なアプリの紹介と利用説明で、勉強になりました。
実際に現場で使えるのでアプリの入れ方から実践的な使い方まで教えてもらえて実際の山で使うのが楽しみだ。
Qfield自体も後で入力が出来なかったりと完全ではない所も把握出来てよかった。